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専門アドバイザー

野口 直樹

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【連載】第三回 【よい家づくりに必要なコト】

【連載】第三回 【よい家づくりに必要なコト】

【よい家づくりに必要なコト】というテーマで、7回に渡り連載を行っていきます。

①“こんな家に住みたい”という夢を描く
②家づくりのスケジュールを知る
③住宅の建築予算を知る
④ライフイベントを考える
⑤上手な資金計画とは?
⑥家の構造・工法を知る
⑦住宅会社選定のポイント

第三回目です。

③住宅の建築予算を知る
住宅を建てる際にかかる費用をきちんと把握していきましょう。建物の金額に目がいきがちですが、それ以外にも注文住宅の建築には費用が掛かってきます。総予算を組んでからの資金計画を立てられることをお勧めします。

 

■建物本体以外にかかる費用(付帯工事・諸費用・別途工事)とは?
住宅を建築する際にかかる費用は大きく分けると3つあります。

(ア)建物+付帯工事
建物本体工事に含まれている費用
•仮設・基礎
•柱・屋根・外壁
•サッシや雨戸
•断熱材・床・壁・天井
•コンセント・電気配線
•バス・洗面・キッチン等設備
•床暖房工事
•造作家具
•太陽光発電システム

本体工事に含まれていない付帯工事費用
•電気・ガス・給排水の建物への引き込み工事など

(イ)諸費用
•印紙代
•確認申請費用
•登記費用
•各種税金(消費税や取得税)
•仮住まい・引越し
•地鎮祭・上棟式の費用
•住宅ローンに関わる諸費用、
•火災・地震保険等

(ウ)別途工事
•解体工事
•外構工事
•照明・カーテン
•空調・換気工事
•基礎補強(地盤調査後に補強工事が必要な場合があります。)

 

■総費用を予算とする
おおよそですが、ア)の建物+付帯工事費用に対して約25%~30%程度の費用が、イ)諸費用+ウ)別途工事費用を予算として見ておかなくてはなりません。ウ)別途工事については、敷地状況やお客様の要望によって変わってくる費用となります。

総予算=ア)+イ)+ウ)として計画していきましょう。

 

■請負契約金の支払い方法(タイミング)
また住宅会社に建築費用を払うタイミングも理解しておきましょう。

通常、契約・中間(着工)・引き渡し時の3回程度に分けて支払いを行います。(住宅会社によって、この規定は変わります。)

お引き渡し時に一括となっていないのは、住宅建築の工期は長く、住宅会社側もお客様にいただいた代金で部材購入や職人への支払いを行い、会社を運営していく費用に充てていくためです。

ただし、多くのお客様が建築費の大部分を住宅ローンの借入金で請負契約金の支払いを行いますが、金融機関の多くが工事終了(完工)後の登記申請・許可をもって“金銭消費貸借契約”をお客様と行い、住宅ローンの借入金額がお客様に入金されます。

そうすると、上記の支払いタイミングとのズレが生じてしまうのです。

この場合、金融機関によっては“つなぎ融資“を行い、支払いのタイミングを合わせたりすることもできますので、住宅会社・金融機関に相談を行っていきましょう。

なお諸費用に該当する部分については現金でお支払いを行っていかなくてはいけないものもあります。(住宅ローンの借入対象に含まれないものなど)お客様のほうで、ある一定の現金を準備しておくことも必要となります。

自己資金(貯蓄)をすべて予算の中に組み込むのではなく、余裕を持った資金計画を立てていきましょう。

 

<つづく>

株式会社N-LINKコンサルティング 代表取締役。 1971年11月生まれ。立教大学卒業。大手住宅フランチャイズ、工務店ボランタリーチェーン、リフォーム系WEB会社において経営・営業指導、研修業務、事業・商品・販促などの各企画業務などを経験。 現在は、住宅・リフォーム業界において、事業企画、販促・営業企画の立案、研修・勉会講師として各企業(住宅FC・VC本部、工務店・リフォーム会社、流通会社)向けのコンサルティング業務を実施。 また消費者に対しても“賢い家づくりの方法”“良い住宅会社・営業マン選びの秘訣”などのセミナー・相談会を実施。
野口 直樹