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専門アドバイザー

野口 直樹

お金  ローン  専門家アドバイザー  建築  

【連載】第五回 【よい家づくりに必要なコト】

【連載】第五回 【よい家づくりに必要なコト】 【よい家づくりに必要なコト】というテーマで、7回に渡り連載を行っていきます。

①“こんな家に住みたい”という夢を描く
②家づくりのスケジュールを知る
③住宅の建築予算を知る
④ライフイベントを考える
⑤上手な資金計画とは?
⑥家の構造・工法を知る
⑦住宅会社選定のポイント

第五回目です。

⑤ 上手な資金計画とは?

◆上手な住宅ローンの組み方
住宅を建築される場合、多くのお客様は住宅ローンを利用されます。

住宅ローンは金融商品ですから、“どこで借りても同じ”ではなく、金利や返済期間、条件などによって変わってきます。

30年、35年という長期間に渡って返済をしていくため、0.1%の差が総返済の額で大きく変わってくるのです。

住宅ローンの組み方

◆住宅ローンの基礎知識
住宅ローンの金利タイプには、大きく3つの種類があります。

・固定金利型
借入申込時又は契約時に全返済期間の適用金利が決まるタイプ。

全返済期間の適用金利が一定のものと、返済途中で金利が変わる(例:当初10年間と11年目以降)2段階の金利のものがあります。

・変動金利型
市場金利の変動に伴い、返済途中でも定期的に金利が変動するタイプ。

原則として半年に1度、短期プライムレートの変動に応じて適用金利が変わります。また、5年毎に返済額の見直しが行われる場合があります。

・固定金利期間選択型
「当初5年間は金利○○%」といったように、返済期間中の一定期間は金利が固定されるタイプ。

固定金利期間終了後は、終了時点の変動金利型又は、再選択した固定金利型(期間選択型を含む。)となります。

住宅ローンの返済方法については、下記の2通りです。(金融機関については元利均等のみの取り扱いとなる場合があります。)

・元利均等
毎回の返済額(元金+利息)が一定となる方法で、返済額が一定なので長期にわたるライフプランがたてやすいことが特徴です。

ただし、元金均等返済と比較すると融資(借入金)残高の減り方が遅く利息が嵩み、総支払額は多くなります。

・元金均等
毎回返済する元金が一定で、残元金に対する利息を上乗せして支払う返済方法で、毎回の返済額(元金+利息)は、返済が進むにつれて少なくなっていく。

元利均等返済と比較すると、融資(借入金)残高はより早く減少し、総支払額は少なくて済みますが、元金均等返済よりも、当初の返済額が多いため、必要月収が高くなり、融資額が少なくなってしまう場合もあります。

住宅ローンの借入については、上記の返済金利タイプと返済方法を組み合わせて、適切な返済計画を組んでいくことが必要となります。

 

◆借入期間と借入額の考え方
一般的な木造住宅は、返済期間35年での借入が可能となります。(契約者の年齢・所得条件などによって、変わります。)

ここで完済時の年齢を考えると、35歳で住宅を購入、住宅ローンを35年返済で組むと、完済時には70歳となってしまいます。

一般的な会社で、定年65歳まで働いても5年間の返済期間が残ってしまいます。

2000万円のローンを組むと、2.0%の金利で計算すると月々の返済が6.6万円となり、定年後に年金の中から返済していかなくてはなりません。

完済時に退職年齢となる35歳として考えると、返済期間30年での検討をお勧めします。

ただし、その場合、月々の返済額が7.4万円となってしまうため、借入額を抑える(=総費用を抑える)ということをやはり考えていかなくてはならないのです。

 

<つづく>

株式会社N-LINKコンサルティング 代表取締役。 1971年11月生まれ。立教大学卒業。大手住宅フランチャイズ、工務店ボランタリーチェーン、リフォーム系WEB会社において経営・営業指導、研修業務、事業・商品・販促などの各企画業務などを経験。 現在は、住宅・リフォーム業界において、事業企画、販促・営業企画の立案、研修・勉会講師として各企業(住宅FC・VC本部、工務店・リフォーム会社、流通会社)向けのコンサルティング業務を実施。 また消費者に対しても“賢い家づくりの方法”“良い住宅会社・営業マン選びの秘訣”などのセミナー・相談会を実施。
野口 直樹