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「建築の未来は、建築の外にある」noiz豊田啓介が語る、都市の未来

 「建築の未来は、建築の外にある」noiz豊田啓介が語る、都市の未来「建築の未来は、建築の外にある」。10月13日に開催されたカンファレンス「WIRED CITY 2015」に登壇したnoizの豊田啓介氏はそう語り始めた。アルゴリズムやプログラミングなどのツールを使い、テクノロジーの視点から建築を捉え直している豊田が、「建築はピクサーを求めている」をテーマにしたセッションの中で語った内容をレポートする。

未来は建築の外にある
「WIRED CITY」カンファレンスにおいて豊田啓介が建築業界に対して「提案」したのは、もっと建築や都市計画の外にもっと目を向けること、だった。そして、建築が参考にすべき事例として豊田が紹介したのがピクサーだ。

元来プログラマーの集まりだったピクサーは、コンピューターを駆使してアニメーション制作に打ち込み、テクノロジーを通じて業界の常識を打ち破ってきた(参考記事)。『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ミスター・インクレディブル』『アナと雪の女王』『ベイマックス』…。これまでにピクサーが制作してきた作品たちを例に挙げながら、豊田はそのレンダリング技術や物理シミュレーションのレヴェルの高さを紹介した。

例えば、『モンスターズ・インク』に登場するモンスターの毛の微細さ。『アナと雪の女王』でスクリーンを覆う雪のきめ細やかさ。『ベイマックス』で活躍するロボットがまとう空気膜の弾性体の表現。普段、建築でCADなどを使ってる立場からすると「とんでもない物理シミュレーションの精度だ」と、豊田は言う。

ピクサーが開発したレンダリング用ソフト「RenderMan」は、プラグインを更新しながら性能を向上させているし、映画だけでなくゲームにおいても(ゲームエンジン「Unreal Engine」を豊田は例に挙げた)、各表現から物理シミュレーションのレヴェルの高さがうかがえると言う。そして、建築でもこうしたアプローチをとることで可能になる表現があるのではないか。豊田はそう会場に投げかける。

もちろん、こうした物理シミュレーションにも、空気抵抗や摩擦係数など、なにかしらの「ウソ」は存在する。だが、人間がリアリティーを感じるには十分だ。そして人間がリアルだと感じるのなら、建築でも使えるはず。そう、豊田は語る。

 

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