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野口 直樹

修繕・メンテ・アフター  専門家アドバイザー  建材と工法  建築  

【連載】第六回 【よい家づくりに必要なコト】

【連載】第六回 【よい家づくりに必要なコト】【よい家づくりに必要なコト】というテーマで、7回に渡り連載を行っていきます。

①“こんな家に住みたい”という夢を描く
②家づくりのスケジュールを知る
③住宅の建築予算を知る
④ライフイベントを考える
⑤上手な資金計画とは?
⑥家の構造・工法を知る
⑦住宅会社選定のポイント

第六回目です。

⑥ 家の構造・工法を知る

◆住宅の構造・工法のタイプ
住宅構造の種類については、大きく分けて3つとなります。それぞれの工法のメリット・デメリットはありますが、日本の戸建住宅の約70%は木質系で建築されています。

その中でも、昔からの在来軸組工法というものが一般的には普及しており、日本の気候風土にあったものとされています。

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◆耐震性能について
木造住宅は、鉄骨造や鉄筋コンクリート(RC)造に比べて、耐震性能が低いと言われていますが、これは、阪神淡路大震災の際に古い耐震基準で建築された家屋が倒壊したりしたため、“木造住宅は地震に弱い“というイメージがついたものと思われます。

現在では、適切な耐震基準に基づいた住宅が建てられており、性能表示制度に基づき、その耐震性能を表示している住宅会社も出てきています。

 

◆快適な住まいの要件(冬暖かく、夏涼しい)(断熱性能+設備)
日本の気候は四季を通じて、気温や湿度が変化します。住宅はそういった変化の中、住まい手が快適に暮らせるモノとなっていなくてはなりません。

簡単にいうと“冬に暖かく、夏に涼しい”住宅である必要があるのです。そのために、一定の断熱性能を誇る住宅を選んでいきましょう。

また東日本大震災以降、“省エネルギー・節エネルギー”ということが叫ばれています。

我々の生活の中で、特に“空気を暖めたり、水を温める”という行為はエネルギー使用量が大きなものです。これをうまくコントロールすることが、省エネ・節エネに大きく貢献します。

光熱費の中でも電気代については上昇傾向です。この暮らしの中でのランニングコストを抑えていきながら“快適に住まうことのできる住宅”を選択してくことは、家づくりの中で重要なテーマであり、断熱性能の高い住宅+省エネタイプの設備を選択していきましょう。

ただし、エネルギー効率の高い設備は設置のコスト負担も大きくなってくるため、全体の総予算の中での優先順位は考える必要があります。

 

◆定期点検、メンテナンスの重要性
住宅は、何十年と住み続けるものですが、“永く快適に保つためには“、建築時の建物の丈夫さ(耐震性や耐久性)だけでなく、定期的な点検・メンテナンスは重要となります。

自動車には車両検査制度というものがあります。安全に走行するためには、2年に1度の車検を受けることで“お墨付き”をもらい、公道を走ることが出来るのです。

住宅においても、“定期検査”は必要となります。 住宅の部位の中で最も傷みやすい部分は、やはり激しい温熱環境や風雪などさらされている外壁や屋根が一番傷みやすいケースが多いようです。また床下もシロアリの被害や基礎のヒビ割れ、水漏れ・湿気による腐れなども注意したい部分です。

これは定期的に専門業者による検査を行うことをおすすめします。(フリーメンテナンスの部材や床下にシロアリが侵入しにくい工法などもあります。)また水廻りや電気設備、配管などの部分も定期的な点検と交換を実施したほうが良いと考えられます。

こういった定期点検やメンテナンスをきちんと実施している住宅会社を選んでいくことが重要です。

 

<つづく>

株式会社N-LINKコンサルティング 代表取締役。 1971年11月生まれ。立教大学卒業。大手住宅フランチャイズ、工務店ボランタリーチェーン、リフォーム系WEB会社において経営・営業指導、研修業務、事業・商品・販促などの各企画業務などを経験。 現在は、住宅・リフォーム業界において、事業企画、販促・営業企画の立案、研修・勉会講師として各企業(住宅FC・VC本部、工務店・リフォーム会社、流通会社)向けのコンサルティング業務を実施。 また消費者に対しても“賢い家づくりの方法”“良い住宅会社・営業マン選びの秘訣”などのセミナー・相談会を実施。
野口 直樹