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横浜マンション傾倒 セメント量も改ざん…虚偽データ3棟45本

横浜マンション傾倒 セメント量も改ざん…虚偽データ3棟45本三井不動産グループが販売した横浜市都筑区のマンションで虚偽データが使われ傾いている問題で、くい打ち工事を担当した「旭化成建材」(東京)が、基礎のくいに使ったコンクリート原料のセメント量に関するデータも改ざんしていたことが16日、明らかになった。

親会社の旭化成が発表した。改ざんは3棟の計45本に上る。問題のマンションは傾いている1棟と同じ敷地にある全4棟で、うち3棟でくい計38本のデータ使い回しが見つかった。これで、データ改ざんが明らかになったくいは計70本。うち13本は不正が重複している。

この日夜には住民対象の説明会が行われ、出席者によると、担当者から「全部で45カ所」との説明があった際には住民から「ええっ」というどよめきと、悲鳴が巻き起こったという。

問題発覚後、初めて説明会に出席した旭化成建材の前田富弘社長は終了後、記者団に「住民の皆さまに多大なご迷惑をおかけし申し訳ない。施工不良とデータ改ざんを大変重く受け止めている」と謝罪。

くい打ちでのデータ改ざんの理由について「くいの未到達を隠すためにやったと推測できる」と述べた。虚偽データ使用の範囲が広がったことで、ずさんな工事への批判がさらに強まりそうだ。

事業主の三井不動産レジデンシャルは、全4棟の建て替え方針を住民に伝えていた。不動産コンサルタントの長嶋修氏によると、最近は建築コストの高騰もあり「取り壊しには1坪あたり10万円、新築は坪120万円」になると指摘。

同規模のマンションを建て直せば、約280億円となり「建てた当時の利益が吹っ飛ぶ」と長嶋氏。マンションは全705戸。建て替えまでには約3年かかる見込みで、周辺家賃相場、引っ越し代金、慰謝料請求を加味し合計は320億~350億円となる見込み。

また、旭化成建材でくい打ち工事のデータ確認を担当した現場管理者の男性が、旭化成の内部調査に、虚偽データを使ったことを「覚えていない」と話していることも判明した。

セメント量に関するデータ改ざんも、同じ現場管理者の男性が行っていた。この現場管理者の男性は「最初のうちはデータの管理をしていたが、途中からルーズになった」とも話しており、全国でほかにも関わった建築物があることも明らかになった。

 

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